ルフキンのバス停にて
バス停の外で、俺のほかにも朝まで待つ人がいた。
ラリーという黒人のおっさん。
ルイジアナに行くらしい。
ラリーに1時間半くらい日本語教えたりとかして過ごした。
いいおっさんだった。
で、おれは朝まで風のあたらないバスターミナルの裏の隅っこで野宿した。
ひとりのほうが気楽でいいや。
ダウンタウンの中なので、少し怖かったけど、死角やけん大丈夫かと。
***
バス停は朝9時にやっと開いて、例のバカにした人がおって、
「歩いたのか?」というので「そうだよ」と。
フロリダまで行きたいと言って、チケットを買ったはいいけど、バスは今日の夜8時50分発。
待合所で1日過ごします。
部屋の中で快適。あまり人は来ないくて、例の男ひとりしかおらん。
「ゲイシャのタトゥーを入れるから、手紙を書いて、写真を送ってくれ」
と言われた。
鯉のタトゥーをしていて、日本に興味があるらしい。
そのおかげ?で俺は安心して待合所で夜まで過ごせる。
そのバス停男が36セントくれた。



